型紙つくってます

型染めで作りたいものがあるので、ずいぶん久しぶりに型紙を作っているところです。


〜せっかくなので工程を〜


型紙は何度も繰り返し使えるので、デザインもしっかり考えます(笑)
今回は先日買った挿絵の本を見ながら。
枠がいっぱい並んでいるようなものを作りたいので、ざっくりとラフスケッチ。


それを型染め用の原寸大デザインに直します。ここが肝心。
カッターで切り抜いてもパーツがバラバラにならないように、糊を置く場所と色が付く場所を考えながら線を繋げていくのが、ちょっとややこしい。


完成したら、写し取れるように裏から鉛筆で塗っていきます。


終わったら「渋紙」という、型紙用の紙の上に乗せてボールペンでなぞり、デザインを渋紙へ写します。


そしていよいよ、カッターで切り取ります。
染めの世界では「紙を切る」ではなく「型を彫る」と言います。
他にも刷毛で染める技法を「引染め」と言ったり、独特の言い回しがあって面白いです。


手が滑って必要な部分を落としてしまうと修正できないので、慎重に。


やっと全部彫れました。


これで使ってもいいのですが、折れたりズレやすい場所があったり長持ちさせたい場合は、ここに紗を張ります。
そうすると丈夫で使いやすい型紙になります。その作業はまた今度♪



型染めは、上尾教室のみ講習可能です☆
もっとシンプルで簡単なものになりますが、やってみたい方はお気軽にご相談下さいませ〜。
上尾教室→「コイケノリコの染色日和